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『愛して愛されるのは最もよい、愛したひとを失うことはその次によい。』
そんなことを言ったのは、どこのロマンチストだろう。
僕はこの2ヶ月で、如何に君を過去に出来ないかを思い知った。
否応無しに思い出すのを、頭は止めてくれない。
僕のことを他人に『うっとおしい』などと話して居たりしたらと思うと気が気じゃない。
何も言ってくれないから、そんな事ばかり考えてしまう。
愛したひとを失うことは、片想いを諦めようとすることより辛くて苦しい。
だけど、こんな事を一生続く様な後悔にしてたら、以前の様に進めなくなってしまう。
それが怖くてさっさと忘れようとしても、どう仕様も無く君の事ばかり考えてしまう。
今、どうしても膝の上で君を口説く時間が欲しい。
それだけだ。
ずっとずっと望んでいた、久しぶりの胸が潰れるような想いには
耐えきれる程強くもなく
落ちきる程弱くも成れず
だけどしっかり目も胸も潰れて痛かった。
誰かひとりが世界全てに成ることは
とてつもなく恐ろしく
素晴らしいことなんだと改めて思う。
怖いくらいに何も要らない。
こんな気持ちを、今までの僕はどうやって抱えていたのか思い出せない。
こんなに弱い自分は
見たく無かったし見せたく無かった。
欲しいものが明確になった瞬間世界が変わる。
僕は、また、
生まれた。
ご飯も睡眠も他の人も何もかもが要らない。
「なんか、ミニーのでっかいぬいぐるみ持ってる女が歩いてたんだけど
あれってどうかと思うよ。」
『どっかでゲットしたんじゃん?』
「ミニーのハートをゲットかぁ。」
『いや、肉体。』
「心はミッキーのなの?」
『いや、ミニーの心は誰のものでもない。
たくさんの人のハートをゲットするからさ。』
「よくわかんない。」
『それがいい女ってもんだよ。』
最近よくお話するお方は、恋をしているので惚気をよく聞きます。
恋をしている人間の、きらきらした感じがなんとも言えず好きです。
でも、その惚気は本人に直接言ってあげた方がいいと思うんだけどなぁw
『一途になるのは疲れるから、そのままでいいんじゃない?』
そう言ったのは僕と考え方が似ている既婚者だったけれど。
恋をすると、相手が絶対的な存在に成ってしまう。
それはとても危険な思考だと思うし、ちょっとした事でも落差が激しいし。
だから僕は、どんどん他に気持ちを移そう移そうとする。
絵でも人でも音楽でもなんでも。
反面、一途な恋愛をする人に憧れるし
一途な気持ちには答えたいと思ってしまう。
多分、これは傍から見たら軽薄でどうしようもないんだろう。
この気持ちが切実であることは、誰にも言わない。
わかってもらおうとも思わない。
大事だから相談もしない。
誰かの意見に左右されたり、参考にしたりしない。
僕の中だけでこつこつとまとめたり、ある時閃いたり。
誰かに否定されたら、それだけでボロボロに成ってしまいそうだ。
だから相談しないって言うのもあるかもしれない。
興味の対象が君である、と
馬鹿みたいに言っていたいんだけれど。
うざがられたり、嫌われたりするのは嫌だからしない。
そういうののバランスって難しい。
駆け引きとか絶対出来ない。
恋をしている人は好きだ。
恋をしている自分も好きだ。
この胸を小分けすることでしか自分を守れなくても
それでも僕は恋をしようと思う。
必要なもの以外を捨て去る為の徒歩の途中で
大きな拾い物をして終った。
笑う。
たった一度触れただけで、他の荷物が何も持てない様に
ただそれだけを抱えて運びたい気持ちしかしなかったのだから。
両手はもう空いてない。
荷物の隙間からダイスが転げ落ちる。
1の部分がロブスターの絵に成っているものだ。
両手はもう空いてない。
君は、捨てられないものは何かの4個分程もあると言っていた。
何かの部分は思い出せなかったけれど。
僕はもう何も捨てないけれど
もうこれ以上何も拾わないことを願った。
両手はもう空いてない。
両手を挙げたロブスターに手を振ることも出来ない。
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